ED治療 患者さまの声

70代の男性。電話での症状の相談でした。治療院はED治療患者さんの診察で混みあっており、ひとりひとりの治療時間も長い事から、オンライン診察はしていませんが、手短にお話だけお聞きしました。

現在の症状は半勃起射精。20代の頃に、鍼灸師の治療を受けて(治療内容は不明)、そのときに早漏だと言われた。今も心のどこかで、そのことがひっかかってしまっているようなお話の内容でした。

過去の性体験、トラウマによるメンタルの影響が考えれますね。すぐに射精してしまうというコンプレックスがあったり、早漏により失敗したと感じるトラウマ経験があったり、今回もまたすぐに射精してしまうかもしれないという不安感が強くなっていたり。

不安な気持ちが強くなりすぎると、交感神経が必要以上に活発化され興奮状態に陥りやすく、射精しやすくなってしまいます。

ま脳内にあるセロトニンという物質が、加齢によって減少していることが原因で射精しやすくなることがあります。セロトニンとは、ノルアドレナリンという、脳を覚醒させ興奮作用がある物質の分泌を抑える作用があります。つまり、セロトニンは性行時に興奮してノルアドレナリンが過剰に分泌された際に、その働きを抑えて精神を鎮静させる働きをする物質です。このセロトニンが、加齢により少しずつ減少していくと、セロトニンが不足していることで、性的興奮状態になりやすくなり、早漏につながってしまう場合もあります。20代で起こったことを、70代まで引きずってしまう経験は、困難が多かったと思います。

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