ED治療 前立腺治療
40代の男性。中折れと精液の量の減少で来院。精液量は加齢に伴い減少します。減少する理由は、加齢変性による、男性ホルモンの低下、前立腺の機能低下、精巣の機能低下、さらには血流の低下などがあげられます
加齢変性に伴う精液は、精液の全体量が減少するだけでなく、精子の数や、活動の質も低下します。特に40代からの更年期以降は現れやすくなります。また、精液の粘度も年齢とともに増加し、半勃起で、トロッとでてしまうことにつながります
精液の約30%を生成するのが前立腺で、前立腺は重要な生殖器官です。加齢とともに、前立腺が萎縮して機能低下が見られてくると、精液の量や質や変化したり、前立腺肥大などにより精管の圧迫があると、精液の排出が不完全になることもあります。さらに、前立腺の健康状態が低下していくと、射精時に痛みを伴ったり、射精機能全般に影響がでます。
もちろん精巣も、精子を生成する役割をもっています。精巣も加齢変性ともに、その機能が低下して、精巣内の細胞が精子を生成する能力が減少します。このため、精液中の精子数が減少し、精液量全体にも影響を与えます。これは加齢に伴うホルモンバランスの変化や、精巣の退縮が原因とされています
加齢に伴う精液量の減少を改善し、射精時の精液量を増やすためには、ホルモンバランスを整え、前立腺の健康を維持することが、精液の生成に直接的な影響を与えます。ホルモンは血流で運ばれますから、体内の血液循環の促進がとても大切です
自分で出来る事はまずは良く寝る事です。睡眠はホルモンの調整に不可欠であり、睡眠中はテストステロン(陰茎の血管の刺激に対する反応を高め、男性がより良い勃起を得る手助けを行うホルモンで男性の精子の生産にとても重要)の分泌が最大化されるため、睡眠不足は精液量の減少に繋がります。
また前立腺の健康管理は精液の生成に大きく関与します。前立腺液には精子の運動を活発化する働きがあるため生殖機能と密接な関わりがあります。 前立腺は平滑筋と呼ばれる筋肉でできた臓器です。 射精時に前立腺が収縮することで、精液の射出の勢いを補助する役割もあります。
当院の治療では、会陰穴から、電気鍼で、前立腺に向けて刺鍼して、前立腺の横にある男性の勃起神経といわれる「神経血管束」を刺激します。前立腺の方向に、充分なや深さで鍼を刺して、電気鍼(鍼通電)して、前立腺部に効果的に響かせ、萎縮した前立腺部に血行を促進、栄養を与えて機能修復よ、収縮機能を高め、質も量も満足できる射精感を高めていきます