ED治療 乳頭刺激と性的興奮
乳頭マッサージが決め手で、当院の治療を受ける患者さんも少なくありません。陰茎を触ってもらったり、舐めてもらっても、勃起するほど気持ちよくなれなくて、息子もビクともしない、相手に本当に申しわけない。しかし乳首だけは感じるし陰茎も反応するとのこと。わずかな反応でも逃がさずに、大事に芽を育てあげていかないと、男性機能の克服は難しいです
男性でも乳首を刺激することで愛情ホルモン、オキシトシンが分泌され、刺激してきた相手への愛情が深まります。本来このオキシトシン、女性が授乳するときに分泌されるホルモンですが、男性でも乳首に刺激を受けると体が反応してオキシトシンを分泌します。
そもそもオキシトシンとは神経伝達物質の一つ。脳の視床下部で生成され、下垂体後葉部に運ばれて作用します。通称愛情ホルモン・幸せホルモンという名前で知られているとおり、スキンシップや友達・家族などとの会話を通してオキシトシは分泌され、幸せな気持ちになったり心が安らいだりする働きがあります。また女性にとっては、オキシトシンは出産・育児に重要な役割を持つホルモンです。母親の子宮を収縮させて分娩を促進するほか、赤ちゃんが乳首を吸う刺激によってオキシトシンを分泌させ、母乳を出す働きも持っています。オキシトシンは、女性にとっても、男性にとっても、周囲の人との良好な関係を築く上で大事な存在です。
乳頭マッサージで、陰茎が反応する、通称「乳首イキ」というらしいですが、乳首の内部は、2層構造になっています。表面にはマイスネル小体、奥にはパチニ小体呼ばれる器官があり、これが外部からの刺激を脳に伝えます。このうちマイスネル小体は撫でられたりする触覚を、パチニ小体はつままれたりする圧覚を脳に伝えるようになっている。この二重構造が乳首が、陰茎への刺激にも劣らない快感を生み出す理由のひとつにもなっています
またオキシトシンが生み出すオーガズムも、部分的な要因ともなっているといわれています。オキシトシンが多く分泌されることによって快楽が生まれ、オーガズムにつながるという説です。男性の乳首には男性機能を改善できる要素があります。
男性に関しては、51.7%が乳首刺激が性的覚醒を引き起こしたり強化したりしたという研究報告があり、39%がそのような操作が覚醒を増加させるという報告があります
患者さんで、以前に、僕って変態ですか?とお聞きになれた方がいましたが、自分の性感帯を分かっているだけ大人です