腰痛 椎間板ヘルニア+箱灸

背骨と背骨の間には、クッションの役割となる「椎間板」という構造があります。椎間板は、外側が硬い線維輪、内側の内部は柔らかいゼリー状の髄核で出来ています。加齢変性などで、外側の線維輪が変性・断裂して髄核の一部が飛び出してしまい、脊髄神経を圧迫してしまうことで痛みを誘発します。椎間板ヘルニアが悪化すると、腰から臀部、下肢へ、しびれが広がり、力が入りにくくなります。椎間板ヘルニアの患者さんが、重たい物を持ったり、急に無理な動作や、普段しない動作をすると、急性の腰痛、ぎっくり腰を引き起こすことがあります。今症例では、椎間板ヘルニアの持病があり、朝に歯磨きをして、口をゆすぐ時に、洗面所で屈んで、腰を元に戻すときに、急性の腰痛、ぎっくり腰を発症して来院しました。今回の治療では、箱灸を使用いたしました。箱灸は木の箱にステンレス製の網が入っており、その網の上でもぐさを燃焼させます。主に背中・腰・お腹に使用し、腰痛や背部痛、肩凝り、お腹の冷え、胃腸の不調などの適用ができます。箱灸での施術時間は約15分、箱の中でもぐさを燃焼させるので、熱を逃さず、じんわりと身体が温まり、心地よい温度が続くため、リラックス効果も期待できます。箱灸をすることで、皮膚への温かい刺激により、筋肉の弾力性を取り戻し、血管やリンパの血流も改善され活性化してきます。血液の中の白血球が活性化されると炎症や痛みも抑制していきます。また、お灸の原料となるよもぎにはシネオールという成分を含み、シネオールには鎮痛鎮静させる作用があります。体も心も楽になり、心身がリラックすると、免疫力も上がり、体が丈夫になります。

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