頭痛

何年も前からの慢性頭痛で来院。ストレスと疲労がたまり、肩こりもするとのこと。慢性頭痛のほとんどは、頭の中の病気ではなく、頭蓋骨、頭の骨の外の部分にある血管や筋肉が痛むことによって発症します。片頭痛ではズキン、ズキンと、脈に一致した拍動性の頭痛が起こり、数時間または数日以上続くこともあります。片頭痛の痛みは血管の拡張に伴うもので、頭蓋骨の外側でこめかみの方に向かう外頚動脈系の拡張が起こります。外頚動脈が拡張すると、その壁がひっぱられて痛みがでます。辛い頭痛の発作中は、嘔吐を伴うような症状がでることもあります。鍼灸治療では、自律神経を整えて、外頸動脈系の血管の血流量の調整をします。頭痛がする側のこめかみの部分から浅側頭動脈に向けて刺鍼していくと、動脈が収縮し痛みが軽減されます。頭痛はストレスなどにより、こめかみ付近に存在する三叉神経が刺激され、三叉神経の終末から痛み物質が頭の血管に放出されることで、血管の拡張と炎症がおこり、頭痛が起こると言われています。鍼灸治療では、血流と血流量を改善することで、痛みの原因となる物質の放出を抑え、血管を収縮させるとともに血管の回りに起こった炎症を抑え、頭痛を改善させていきます。ストレスを解消するツボを中心に刺鍼、お灸をして、心身のリラクゼーションをはかり、ストレスを軽くして、緊張した頭のまわりの筋肉や、頚、肩のまわりの筋肉をほぐして、頭痛の症状を緩和させていきます。

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