ED治療 関節の痛みと勃起不全

わたしは治療前に患者さんに毎回、身体でつらいところや、痛みのあるところはありますか?と聞きます。それは関節の痛みは勃起不全を引き起こすからです。関節の痛みが、神経圧迫、関節の損傷、患部の炎症などの問題に起因して、性的パフォーマンスを担うシステムをかき乱していくことがあります。

関節を通る神経や血管は、勃起を成功させる上で重要な役割を果たします。筋肉、神経、血管は密接に結びついています。何かが一方に影響を与えると、性機能を含めてもう一方にも影響を及ぼします。

たとえば、変形性股関節炎、変形性肩関節炎、変形性膝関節炎のような状態は、体内に慢性的な炎症を引き起こします。時間が経つにつれて、この炎症は血管の内側の内皮を損傷する可能性があります。また関節炎の慢性的な痛みは、絶え間ないストレスを引き起こし、体のストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させます。コルチゾール値が高いと、性欲や勃起に不可欠なホルモンであるテストステロンが低下していきます。

陰部神経は、勃起に関与していて、骨盤と股関節を通過します。骨盤の炎症(座骨神経痛など)、筋肉の緊張、股関節付近の損傷は、この神経を圧迫または刺激し、性的興奮や勃起に必要な信号を妨げてしまいます。

骨盤底筋も勃起機能をサポートします。お尻が痛い、お尻が硬い、お尻が冷たいなどがあると、骨盤の筋力低下を引き起こすことがあると、骨盤の協調性が低下して勃起不全を引き起こすことがあります。

関節の長期的な痛みを放置してそのまま過ごしていると、疲労、エネルギーの低下、感情的な苦痛を引き起こすことがあります。腰痛が気になりおもいきり腰が振れないなど、性交中の他の身体部位の痛みや、継続的な不安や恐怖(SEXの最中のぎっくり腰の予感)などは、心理的にも勃起不全を招くことがあります。

また慢性的な痛みのために処方される特定の薬(トラマドールのようなオピオイド系)も勃起不全を引き起こすことがあります。また心の痛みに対して長期的に抗うつ薬を処方されていても勃起不全におちいることがよくあります。

勃起不全と同時に、身体の痛みを治療することは、疼痛の軽減、血流や神経機能の改善、症状が回復するだけでなく、勃起機能やSEXへの自信の向上に大きく期待を持つことができます。健康ならなんでもできる!!!

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