膝の痛み　テーピング

日常生活時や、歩いているときに、ヒザの関節内に痛みを感じる。または、普段は痛くないのに、疲労がたまっているときに痛みがでる。特に転んでもいないのに、突如、膝が痛みだしたなど、膝はいったん痛みだすと、しばらく痛み続き、やがて消失し、忘れたころに、古傷のように、膝の痛みがぶり返してしまうことがあります。そんなときおすすめなのがテーピングによる対処法があります。テーピングをすることで、ヒザの関節が一時的に安定します。テープを上から軽く叩きなじませてから、手で温めるようにして貼っていきます。手の熱を加えることでテープが肌になじみ、はがれにくくなることで、テープの効果が長続きします。痛みは、膝の周囲の軟骨、筋肉、靭帯に問題があることが多いです。加齢変性や、疲労が蓄積していると、膝を支える周囲の筋肉が弱くなったり、筋力以上の負荷がかかると、痛みが誘発されたりします。テーピングやサポーターを使用することで、膝のまわりを保護したり、関節を固定して、痛みを和らげたり、ケガの予防をすることができます。膝に問題がなくても、足関節と股関節に問題があると、膝関節にも悪影響がでやすいです。　そのような痛みのときも、膝にテーピングをすることで、痛い箇所への過度な動きの制限、膝にかかる負荷の軽減サポート、また、膝の下あたりまで続く太ももの筋肉のサポートができます。テーピングの目的はいくつかあり、まずは予防としてのテーピングで、足首の捻挫、突き指などの外傷予防でテーピングしたりします。次に応急処置としてのテーピングで、怪我が発生してしまった直後に患部を固定し、安静に保ったりします。また、回復後も、再発の予防として、以前に外傷を有した患部の脆弱性が疑われる、筋や靭帯に、再度同じような外傷が起こらないようにするための再発も防止用にテーピングをすることもあります。テーピングを巻くことで、古傷や、外傷の原因となってしまう関節の特定の動きを制限し、靭帯などへの牽引張力を減らすことができます。大切なことは、特定の動きにのみ制限をかけ、ほかの動きには制限をかけないようにすることです。また、テーピングをすることで安心感を持つことができます。回復後の運動開始時に、再度、同じ患部の怪我を繰り返してしまうのではないかという、再発に対する不安感を拭うことができます。テーピング巻くときの注意点としては、循環障害があります。テーピングをきつく巻いてしまうと、圧迫しずぎて、血液循環に問題を起こしたりするので、圧迫の加減やテープが食い込まないよう注意します。　テーピングを巻いた足や腕の爪先を押して、爪母の色調変化を確認することで循環障害の確認をすることができます。また、循環障害以外にも、神経障害があります。テーピングによって神経を圧迫してしまう危険性もあります。巻き終わった後に、左右を触り、皮膚の感覚障害を必ず確認します。また、肌が弱いと、テーピングによる敏感肌への影響もあります。テーピングを直接貼る場合は、かぶれ、アレルギー、湿疹などが出る可能性も考慮しましょう。特にお子様には注意が必要です。テーピングは巻いたからといってずっと効果が続くわけではないので、試合前後のテープの交換など、状況に合わせて、テーピングにもメリハリをつけましょう。