腰痛と腰の痒み

患者さまは、腰痛でいらっしゃいましたが、治療前から腰部に痒みによるひっかき傷が多数ありました。腰部の血液循環が悪いと、腰の筋肉に血液からの栄養と酸素が運ばれないので腰痛になりますが、血流が悪い状態が続くと、腰部の皮膚の細胞もダメージを受け続けます。 結果としてカサカサになりやすく、バリア機能が失われ、外部からの刺激を受けやすくなります。ドライスキン(皮膚の乾燥)ですね。正常な皮膚の表皮は、水分と油分(皮脂)によって外部からの異物が侵入するのを防ぐバリア機能を果たしています。ドライスキンになると、皮膚の表面から水分や油分が失われ、外からの刺激に無防備な状態になっています。ちょっとした刺激に対しても敏感に反応し、かゆみをもたらしてしまいます。腰部の血流を改善している最中も、血管の拡張により多少の痒みはでますが、治療が進むににつれ、腰痛が落ち着く頃には痒みも消えました。

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