脊柱管狭窄症

交感神経が高まると痛みに敏感になります。通常は、痛みが生じても、交感神経の反応はすぐにおさまり、血行が改善されて痛みが静まります。しかし、痛みが長引くと血行の悪い状態が続いて痛みを起こす物質が多く発生して、患部に停滞するようになります。腰部脊柱管狭窄症は、背骨・椎間板・関節・靭帯などに囲まれた脊髄の神経が通る管状の脊柱管の炎症です。脊髄は、脳から頸椎、胸椎、腰椎に続いています。脊柱管はそれらの管の中を通る神経を守る役割があります。加齢に伴う椎間板の変性による、劣化・膨隆・突出、黄色靭帯の肥厚が原因となり炎症を起こします。腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状として間欠性跛行があります。間欠性跛行とは、しばらく歩くと両下肢に疼痛やしびれ、こわばりがあり歩行が困難になります。前かがみで休んだり座ったりする事で、症状は改善するが再び歩き出すと症状が出現し、これらを繰り返すことをいいます。身体を後ろに反らすと脊柱管が狭くなり痛みがでて、前に曲げると脊柱管が広がるため楽になります。それらの動作により脊髄や神経根が、脊柱管を狭窄し、神経の血流が低下し神経障害を起こすことを、腰部脊柱管狭窄症といいます。症状は、両下肢のしびれ・痛み・麻痺・脱力感、冷感、会陰部のしびれ感や灼熱感、排尿障害があります。腰椎脊柱管狭窄症の好発年齢としては、50代から80代に多くみられます。女性より男性の方が比較的多いと言われます。好発部位としては、第3腰椎と第4腰椎の間、第4腰椎と第5腰椎の間、第5腰椎と仙椎の間です。今症例では、患部の鍼灸治療後に、箱灸でじんわりと患部を温めて、血行を促進して、疼痛緩和をしています。

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