眼瞼下垂
瞼が落ちてきたり、開きにくくなっていると、瞼がはれぼったくなって、美容上の問題以上に、視界が狭くなった気がします。眼瞼下垂になると、上まぶたの黒目へのかぶさりが大きくなりまぶたが重く開きづらい状態になることで、傍から見ると、眠そうだったり、老けて見えたりといった、見た目の問題も起こします。また、視野が狭くなったことで、頭痛や目の疲れや、肩こりなどにも派生します。眼瞼下垂は、加齢変性だけでなく、「先天性」と「後天性」があります。また、コンタクトの着用により、比較的若い人でも眼瞼下垂を発症する時もあります。大人になってからの発症では、加齢により、まぶたを持ち上げる筋肉である眼瞼挙筋の機能が弱くなったり、緩むことで発症することが多いです。まぶたを上げる筋肉や、筋肉がまぶたに付着する腱など、眼瞼下垂に対する手術は簡単なものではありません。まぶたの高さ、形、左右差など、術後にも予測し難いことも多いです。眼瞼下垂は、生まれつきの眼瞼下垂や、大人になって発症する加齢変性や、コンタクトレンズなどの日常的な目の刺激、長時間のパソコンやテレビなどによる目の酷使や、花粉症や、アトピーなどによる、瞼を頻繁にこすったりすることによる瞼の炎症などが理由になります。ほかには眼瞼下垂にみえるのだけれども、まぶたを上げる筋肉や腱には異状のないこともあります。腎臓病や心臓病の時も、瞼が重たそうに、瞼が黒めにかぶさってきます。眼瞼下垂の治療には、医療機関で、手術的にまぶたを上げることをお勧めしますが、手術をしたくない方には、鍼灸治療もおすすめです。鍼灸治療で目の周りのツボを刺激することにより、筋肉や神経の働きが活発化して血流が良くなり、症状改善につながります。鍼灸治療は、副作用もなく多数の改善例があります。治療によって、肩こり、頭痛などに対しても効果を得ることができます。