痔とEDの関係性
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痔も生活習慣病のいう見方が一般的になってきています。生活習慣病を治すためには生活を見直して自然治癒力を高めていくことが大事です。そのためには、呼吸、睡眠、食事、運動、などの生活習慣をていねいに見直していくことが大切です。痔は、食事・体重と運動・睡眠を見直していくことが基本となります。痔になってしまった事だけを考えるのでなくて、生活の全体を見直します。排便しやすい食事内容や、排便できる体力、体力をつけるには運動だけでなく睡眠も大切です
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図の骨盤底筋のゆるみの部分を見てください。骨盤底筋は、肛門にも前立腺にも関係があります。
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肛門まわりの筋肉です、肛門の筋肉(球海綿体筋・恥骨尾骨筋)、球海綿体筋は骨盤底筋の1つで、尿道から精液を断続的に押し出す役目を担っています。恥骨尾骨筋は肛門の周囲に位置する筋肉で、陰茎に流れ込んだ血流が流れださないように静脈への血管を締める役割があります。これらの筋肉が衰えると、陰茎に血液を蓄える機能が正しく作動せず勃起の維持ができなくなるので注意が必要です。骨盤底筋を鍛えることで、勃起機能の回復が可能になります。
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ケーゲル体操は骨盤底筋を手軽に鍛えられる方法なので、EDの自覚がある方はやってみましょう。骨盤底筋体操のやり方は以下のとおりです。仰向けに寝て膝を曲げる、足を肩幅に開く、肛門や尿道あたりを5秒間ぎゅっと締める、5秒間脱力する、これを2~3回繰り返します。引き締める回数と時間を少しずつ延ばしていきます。1回5分程度から始め、10~20分まで、徐々に長くしていきます
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骨盤底筋体操は、泌尿器、生殖器、消化器の機能がよくなります。そして結果的に痔や頻尿、尿漏れ、前立腺肥大症、ED(勃起障害)、生理痛、子宮脱、鼠径ヘルニアなどが連動して改善していきます
尿道・肛門・腟をきゅっと締め、次にゆるめます。これを2~3回繰り返します。
これによって骨盤底筋が鍛えられます。2.次は、ゆっくり、ぎゅっと締め、3秒間ほど静止します。3.その後、ゆっくりゆるめます。これを2~3回繰り返します。