後十靭帯損傷 36時間レース

前十字靱帯(ACL):とても重要な靭帯で、すねの骨が前方にはずれないようにしている

後十字靱帯(PCL):膝の中で一番太い靭帯です。すねの骨が後方にはずれないようにしている

36時間の日本最大級のアドベンチャーレースに出場。トータル200km、36時間のレースが繰り広げられのちに、膝の後ろが痛くなり、膝の中まで痛い。受傷後しばらくは膝を曲げる事すらできなかった。整形外科で五ねの異常がないことを確認して、湿布をもらってそのまま放置。自然に良くなると思っていたが、そのまま、膝の安定性がなくなり、日常時には膝に違和感があり、運動時には痛みを感じる。

正面から診察した際に、両方の膝のお皿(膝蓋骨)を比べた時に、痛みのある右膝のお皿が低く沈んでいました。スポーツ活動時に、ストップ、方向転換、ジャンプ動作などにおいてバランスを崩したり、転倒したりすると発症することがあります

不安定な膝関節を長年放置すると、再受傷を繰り返しやすくなり、関節のすり減りや変形が生じてしまうことがあります。このままいくと、変形性膝関節症になってしまう可能性もあります、膝の損傷は放置しないことが大切です。

膝痛への鍼治療は筋肉の硬さを緩めて膝関節のバランスを取ることで膝の関節軟骨の摩耗を抑えることができるため、変形性膝関節症による膝の痛みにも効果的です。膝自体は非常に冷えやすいため、鍼治療と併せて、灸治療で温熱刺激を与えると膝の血流が改善し、膝周辺の新陳代謝が活性化することで、治療効果の増大が期待できます。

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