股関節 内腿の痛み
腰痛を解消するめに始めた体操だが、開脚を練習中に、腰痛だけでなく、腿の内側、外側にも痛みがでてきた。開脚はできるよになった頃から、腰に違和感が出るようになり、背中を後ろに反らしたときに痛みが強くなった。そのうち、前に曲げる動作でも痛くなってきた。股関節の可動域の参考範囲は、外転(外側に開く)角度は片側45度、左右計90度程度です。これは自分の力で無理せず開いた場合の可動域です。しかし、バレエや、柔道、空手、新体操などでは、股関節の開脚角度が120~180度ぐらいまで開脚することがあります。練習中や試合中など無意識に開脚して、無理な角度で足を開ている場合も多く、気が付かないまに、ケガのリスクを伴っているケースもあります。股関節を関節を安定させている靱帯や、周囲にある関節包が伸びてしまうと、股関節が不安定になってしまい、大腿の筋に負担をかけてしまうことにつながります。体を動かすには安定性と可動性のバランスが大切だと言われています。可動性だけを高めれば、安定性が保ちにくくなりケガにつながりかねないです。股関節が過度に開けば、無理に伸ばされた筋肉が損傷したり、股関節の股関節唇という股関節内の周囲を取り巻く軟骨が損傷したり、股関節を支える靱帯が引き伸ばされたして、損傷した部位に痛みがでてしまう可能性があります。特に、内転筋、太ももの内側にある筋肉は損傷しやすいです。